国宝・瑞龍寺ツアーと自ら作った錫の器で本格的な茶道体験
コース概要
高岡銅器は、仏教信仰の盛んな富山の地での仏具制作から始まりました。ツアーでは、日本に10人もいない、寺院のけいす(おりん)を手打ちで作る職人の工房見学と錫製の自由に曲がる器「すずがみ」を叩く体験をし、その後国宝・瑞龍寺へ。シマタニ昇龍工房のけいすが使われている仏殿をはじめ、ご住職の案内で瑞龍寺を見学します。
さらに、普段は非公開の瑞龍寺境内地内のお茶室で、ご自身が作った「すずがみ」を器に、高岡の和菓子をいただきながら、お抹茶を楽しんでいただきます。
加賀藩前田家2代当主・前田利長公の菩提寺として、3代・利常公により建立された瑞龍寺。利長公は千利休の直弟子でもあり、利常公が裏千家の宗匠を金沢に招いたことから、武士から庶民へと茶道が広まっていきました。仏具に加え茶道具や和菓子作りがこの地で盛んなのには、そんな背景があるのです。
◉ハイライト
◆ 鍛金工房見学と職人に教えてもらいながら「すずがみ」叩きを体験
◆ ご住職の案内で国宝・瑞龍寺を特別拝観
◆ 普段は非公開の本格的なお茶室で茶道体験
◆ ご自身で作った器で、高岡の季節の上生菓子と抹茶をいただく
◆ 初心者の方は茶道の簡単な作法を教授
- 所要時間:
- 3.5時間
- 集合・解散:
- 現地
- 交通:
- ご自身で移動
- 定員:
- 2名〜5名
- 予約:
- 14日前まで
- 料金:
- 基本料金(グループあたり)40,000円+1人あたり8,000円
Day Trip(スケジュール例)
1909年の創業以来、磬子(けいす・寺院で使用する鐘)作り一筋、一子相伝により仏教伝来の伝統技法を今に伝えています。真鍮板から叩いて磬子を作る職人は、現在では日本に10人もいないと言われ、中でも、最後の調律までできる工房は、ほぼありません。一方で、錫製の曲げ伸ばしができるお皿「すずがみ」は、スタイリッシュで用途の幅も広く、現代の暮らしに沿った新たな伝統工芸品として定評があリます。
加賀藩前田家2代当主前田利長公の菩提をとむらうため三代当主利常公によって建立された寺院。造営には正保年間から利長公の五十回忌の寛文三年(1663)までの約20年の歳月を要しました。当時、寺域は三万六千坪、周囲に壕をめぐらし、まさに城郭の姿を想わせるものがありました。 平成9年に、山門、仏殿、法堂が国宝に指定されました。また、総門、禅堂、大庫裏、回廊、大茶堂が国の重要文化財に指定されており、江戸初期の禅宗寺院建築として高く評価されています。
裏千家の代表的な茶室とされている「又隠(ゆういん)」の写しとして建てられた本格的な茶室。茅葺の入母屋造りで、採光のための庇の突上げ窓の様式などが利休好みとされる、四畳半草庵の茶室です。
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オリジナルアレンジも可。