一覧へ戻る 2022.12.27

美のこわけ体験プログラム  シルクで体の内外を美しく〜富山の土徳と城端絹織物を訪ねる

2022.12.27

コース概要

「富山の厳しくも豊かな自然と人が共に作り上げているこの土地がもつ品格=土徳」は、富山のものづくりの土台にもなっています。富山の土徳を感じられる城端(じょうはな)の名刹と、今も絹織物業を営む松井機業を訪問します。

城端に浄土真宗の寺院「善徳寺」が移ってきたおよそ450年前、「寺内町」として、またその際に持ち込まれた絹織物産業でこの町は発展してきました。棟方志功が富山時代、この寺院に足繁く通い、民藝運動の創始者・柳宗悦は善徳寺に62日間逗留し、民藝思想の集大成である「美の法門」をこの地で書き上げた、民藝の聖地でもあります。

その寺院を特別拝観させていただいた後、城端で絹織物を手がける最後の1軒となった「松井機業」の工房を訪問。

人肌と同じタンパク質を主成分とし、保湿性・調湿性にすぐれ、自然由来の心地よさを持つ「絹」の可能性を現代の生活の中に生かす商品を生み出している松井機業の伝統的な工程を見学し、蚕紗(さんしゃ)(蚕のふん)入りのクッキーとコーヒーをいただきながら、松井機業のものづくりへの思いをうかがいます。

所要時間:
3時間
実施日時:
日曜以外の10:00-16:30
集合・解散:
現地(城端別院善徳寺:富山県南砺市城端405/松井機業:富山県南砺市城端3393)
定員:
最小催行人数1名、最大15名
予約:
5日前まで
料金:
6,500円(税込)
*タクシー/貸切バスなどのご手配可能。
*日本語・英語・中国語ガイド手配可能: 18,000円 /半日
*キャンセルポリシー :お客様都合によるキャンセルは、キャンセル料をご負担いただきますのでご了承ください。 14日〜3日前 ツアー代金の20% /2日前 ツアー代金の50% /前日 ツアー代金の100%

DAY 1(午後開始の場合。午前中開始も可能)

13:30
14:50
城端別院善徳寺特別拝観(通常非公開の書院や民藝ゆかりのお部屋など拝見)
15:00
16:00
松井機業見学+蚕紗(さんしゃ)(蚕のふん)入りクッキーとコーヒーをいただきながら「松井機業」6代目の松井紀子さんとおしゃべり
城端別院善徳寺

本願寺第8代蓮如上人によって開基され、現在は東本願寺(真宗大谷派)の別院となっている。浄土真宗の開祖、親鸞聖人直筆の「唯信抄」や加賀藩前田家から拝領した宝物など、約1万点の寺宝を所有し、毎年7月22日から約1週間行われる虫干法会では、宝物の一部が一般公開される。民藝運動家・柳宗悦氏が昭和23年(1948年)夏にこの寺院に滞在し、『美の法門』を書き上げたことでも知られる。

松井機業

戦国時代末期の天正時代、城端別院善徳寺がこの地に移ってきたことから始まったとされる、城端の絹織物。五箇山の生糸をタテ糸に、福光の玉糸(2頭の蚕が共同で1つの繭をつくった「玉繭」からとった糸)をヨコ糸に使用した「しけ絹」は、江戸時代には「加賀絹」として加賀藩に庇護され、隆盛を誇った。現在この「しけ絹」を富山県内で製織しているのは松井機業のみ。6代目の松井紀子さんが、その新たな使い方を提案するブランドを立ち上げ、ハレの日に使えるアイテムを提案している。

蚕紗入りクッキーとコーヒー

地元の老舗和菓子店「田村萬盛堂」が松井機業の蚕のフンを使って開発したクッキーとコーヒー。 無農薬のクワの葉を食べて育つカイコのフンには、良質の葉緑素が多く含まれ漢方薬等にも使われています。そのフンを乾燥させ粉末状にしクッキーに。クルミの香ばしい味とともに、ほんのりと緑茶のような香りが楽しめます。

申し込み・問い合わせ

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オリジナルアレンジも可。

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